世界最大のイベントプロモーター企業で、音楽ライブイベントやチケット販売ビジネスで業績が伸びている Live Nation Entertainment (NASDAQ:LYV) の株価が今週10%近く下げました。

Live Nation Entertainmentチャート

米司法省がライブ・ネイションを独禁法違反の疑いで調査していると、New York Timesの記事 により報じられたことが、どうやら株価下落の要因のようです。現在の Live Nation Entertainment の前身である Live Nation と Ticket Master という2社が2010年に合併する際にも既に独禁法に抵触する懸念はあったのですが、合併から約8年経過して再び問題視されているようです。この関連記事は長いので後で読むとして、ライブ・ネイションの基本データを SECの10K で確認してみます。

売上は過去5年間で成長スピードが加速していて、2017年に$10B(約1兆円)の大台を突破しました。

Live Nation Entertainment売上

10Kの「Our Business」セクションによるとライブ・ネイションの事業セグメントは以下の3つ。

  1. 音楽ライブイベントの企画・運営 (Concerts)
    個別アーティストのライブや、複数のアーティストが出演するフェスティバル系のイベントを運営。2017年の売上は全事業の売上の 76.3% に相当する $7.9B でしたが利益はマイナス。屋外の音楽フェスティバルが開催される5月〜10月が最も売上が大きい。

  2. スポンサー・広告 (Sponsorship & Advertising)
    音楽ライブイベントを通じて、企業スポンサーが音楽ファンやアーティストなどに自社サービスを宣伝することをサポート。2017年の売上は全体の 4.3% に相当する $445M で、利益の貢献度は3事業の中で最も大きい。

  3. チケット販売 (Ticketing)
    各種イベントのチケットを販売代行して手数料を徴収。2017年の売上は全体の 20.7% に相当する $2.1B 。

3つの事業の売上と利益については、この プレス・リリース にまとめられていました。

Live Nation Entertainment売上と利益

主な競合は AGE (Anschutz Entertainment Group) だそうです。

ライブ・ネイションの 日本版サイト もあり、日本人アーティストとしては、ゆず、パフュームなどが掲載されていましたが、過去のライブ情報が少し載っているだけでした。